
最終更新日:2026年8月26日
ホームページはある。
しかし、「ホームページから問い合わせにつながっている」と、自信を持って言えるでしょうか。
そして今、生成AIやAI検索の普及によって、「ホームページを持っていること」よりも、「どのような情報を発信しているか」が、これまで以上に重要になっています。
例えば、これからはAIに次のように相談して、依頼先を探す機会が増えていくと考えられます。
広島県で、ホームページ制作から公開後の更新まで相談できる会社はありますか?
AIは、ホームページなど公開されている情報をもとに回答を組み立てます。
そのため、会社名やサービス名だけではなく、「誰に、何を、どこまで提供できる会社なのか」が、これまで以上に重要になります。
では、AI時代に選ばれるホームページとは、どのようなホームページなのでしょうか。
この記事で分かること
- AI時代に、ホームページで優先して伝えるべき情報
- 比較検討で選ばれるために必要な「根拠」の見せ方
- 公開後もホームページを育て続ける具体的な方法
- En-So Bloom独自の7つの診断基準
目次
AI時代に選ばれるホームページとは
最初にお伝えしたいのは、AI時代に選ばれるホームページとは、「AIで作ったホームページ」ではないということです。
AIを使って文章やデザインを作ることは、制作を効率化する手段の一つです。しかし、AIを使用しただけで、会社の強みや顧客に選ばれる理由が伝わるわけではありません。
顧客の疑問に答え、
選ばれる根拠を示し、
情報を育て続けるホームページ。
En-So Bloomでは、この3つがそろったホームページが、AI時代に選ばれるホームページだと考えています。

これは、AIだけを意識した特別な対策ではありません。
Googleも、生成AIを活用した検索において、従来からのSEOの基本、独自の視点、実体験に基づく情報、分かりやすい構成、技術的に読み取れる状態が引き続き重要だと説明しています。
つまり、AIにも人にも理解しやすく、比較するときの判断材料がそろっているホームページを作ることが大切です。
客観的データから見る「持っているだけでは足りない」理由
ホームページは、すでに多くの企業にとって標準的な情報発信手段です。
総務省の「令和7年通信利用動向調査」によると、中国地域の企業におけるホームページ開設率は93.4%でした。ただし、この調査の対象は常用雇用者100人以上の企業であり、小規模事業者を含むすべての中小企業の保有率を示す数字ではありません。
それでも、一定規模以上の企業では「ホームページがあること」自体では差がつきにくく、掲載する情報の質や、公開後の運用が重要になっていることが示唆されます。
また、2026年版中小企業白書に掲載された中小企業1万2,215社の調査では、デジタル化の段階について、57.3%が「アナログ・物理データのデジタル化や業務・プロセスのIT化」に当たる段階2、ビジネスモデルの変革や競争力強化まで進んだ段階4は2.8%でした。
これはホームページだけを調べた数字ではありません。しかし、「ツールを導入すること」と「成果につながるように活用すること」は別である、という中小企業全体の課題を示しています。
ホームページも同じです。公開することがゴールではなく、顧客の疑問に答え、信頼できる根拠を示し、反応を見ながら改善して初めて、事業に役立つ情報資産になります。
条件1 顧客の疑問に具体的に答えている
ホームページを見た人が問い合わせをしない理由の一つは、必要な情報が見つからず、不安が残ってしまうことです。
En-So Bloomでは、「問い合わせが来ない理由は、単に情報量が足りないから」とは考えていません。
問題は、顧客が知りたい情報を、知りたい順番で見つけられないことです。
例えば、サービスに興味を持っていても、次のことが分からなければ、相談をためらってしまいます。
- 自分の会社も対象になるのか
- 何をどこまで対応してくれるのか
- 料金はいくらかかるのか
- 依頼してから完成まで何日かかるのか
- 公開後の更新や修正にも対応してもらえるのか
- 他社との違いは何か
- 相談したら契約しなければならないのか
会社側にとっては当たり前の内容でも、初めてホームページを訪れた人には分かりません。
「詳しくはお問い合わせください」だけでは、問い合わせをする前に知りたい疑問が解消されないため、比較候補から外れてしまう可能性があります。
Nielsen Norman Groupが2011年に公開した分析では、20万ページ以上・20億回以上の滞在時間データをもとに、訪問者は最初の10〜20秒でページを離れやすく、最初の10秒以内に価値を明確に伝えることが重要だと報告されています。
また、2018年に公開された別の視線計測調査では、120人・13万回以上の視線データを分析した結果、閲覧時間の57%が最初の画面内、74%が最初の2画面分に集中していました。いずれも海外のユーザー行動研究であり、すべての日本企業サイトに同じ数値が当てはまるわけではありませんが、重要な情報を上部に置く必要性を考える参考になります。
つまり、重要な答えをページの奥に隠すのではなく、「誰向けのサービスか」「何を解決できるか」「次に何を確認すればよいか」を、ページ上部から分かりやすく示す必要があります。
そこで、サービスページには対象者、対応内容、料金、進め方、期間、対応できないことまで、できるだけ具体的に掲載します。実際に顧客から聞かれた質問は、FAQとして整理すると分かりやすくなります。
大切なのは、検索回数を増やすために質問を大量に作ることではありません。実際の顧客が契約前に感じる「分からない」に、一つずつ答えることです。
条件2 選ばれる根拠が示されている
サービスの説明が分かりやすくても、それだけで依頼先として選ばれるとは限りません。
比較検討している人が次に知りたいのは、「本当に任せても大丈夫なのか」ということです。
En-So Bloomでは、成功事例を単なる実績紹介ではなく、見込み客が「自社と似た状況なのか」を確かめるための情報だと考えています。
そのため、結果だけでなく、依頼前の悩み、選んだ理由、実際に行ったこと、その後の変化まで伝えることを大切にしています。
そこで重要になるのが、次のような選ばれる根拠です。
- 成功事例・導入事例
- お客様の声
- 具体的な実績や数値
- 実際に行った取り組み
- 代表者や担当者の経験
- 保有資格や専門分野
- 対応方針やサポート体制
スタンフォード大学が2003年に発表したWeb信頼性調査では、2,684人の参加者から得たコメントのうち、信頼性の判断に関して「視覚的なデザイン」への言及が46.1%、「情報の構成」が28.5%、「情報の焦点」が25.1%を占めました。
古い海外調査であり、現在の日本の中小企業サイトへそのまま当てはめることはできません。また、デザインを変えれば問い合わせが増えるという因果関係を示すものでもありません。一方で、見た目の整い方だけでなく、情報が整理され、何を伝えたいサイトなのかが明確であることも、信頼判断に関わると考える材料になります。
特に成功事例は、単に「制作しました」「喜んでいただきました」で終わらせず、次の流れで整理します。
- 利用前にどのような悩みがあったのか
- なぜそのサービスを選んだのか
- 具体的に何を行ったのか
- その後、どのような変化があったのか
例えば、「ホームページを制作しました」だけでは、見込み客は自分との共通点を判断できません。
一方で、「Web担当者がいない従業員10名の会社で、古い料金表の更新が止まっていたため、更新窓口を一本化し、毎月の確認体制を整えた」と書かれていれば、同じ状況の経営者は自分に関係のある事例だと感じられます。
こうした具体的な事例は、人が依頼先を選ぶための証拠になると同時に、AIが「どのような顧客や課題に対応できる会社なのか」を理解するための材料にもなります。
ただし、事例を増やせば必ずAIに紹介されるわけではありません。Googleも、ページ数が多いだけではサイトの品質や関連性は高まらないと説明しています。
必要なのは、似た内容のページを機械的に増やすことではなく、自社にしか書けない具体的な経験を、許可を得たうえで丁寧に公開することです。
条件3 情報が更新され、育ち続けている
ホームページは、公開した時点で完成ではありません。
古い情報を残すことで失いやすい信用・問い合わせ・採用・検索の機会は、ホームページを更新しない会社が損していること7選で客観データとともに整理しています。
En-So Bloomが考える更新とは、単にお知らせを書くことではありません。
新しく分かったことを追加し、顧客が迷わないように情報を育てることです。FAQが増える。成功事例が増える。サービス内容が具体的になる。その積み重ねが、AIにも人にも伝わるホームページにつながります。
料金、営業時間、スタッフ、サービス内容、対応地域などが変わっているのに、ホームページが古いままでは、訪問者を迷わせてしまいます。
また、会社が新しい実績を積み重ねても、ホームページに反映されなければ、外部からはその成長が見えません。
AI時代のホームページでは、少なくとも次の情報を定期的に確認する必要があります。
- 料金やサービス内容は現在も正しいか
- 営業時間や連絡先に変更はないか
- 終了したキャンペーンが残っていないか
- 新しい成功事例を追加できないか
- 最近増えた質問をFAQに反映できないか
- 問い合わせフォームが正常に動いているか
- スマートフォンでも問題なく読めるか
- ページが検索エンジンに読み取れる状態になっているか
新しい顧客を獲得し、満足してもらい、その体験を成功事例として掲載する。そこで生まれた新しい質問をFAQに追加し、次の顧客が迷わないようにする。
この循環によって、ホームページには選ばれる根拠が蓄積されていきます。
総務省の同調査では、広島県の世帯におけるスマートフォン保有率は91.7%でした。これは企業サイトの閲覧端末比率ではなく、あくまで世帯の保有状況です。ただ、ホームページをスマートフォンで確認し、読みやすさや問い合わせのしやすさを継続的に点検する必要性を裏づける一つのデータといえます。
つまり、AI時代に必要なのは「作って終わるホームページ」ではなく、「情報を更新しながら育てるホームページ」です。

Google口コミだけでは伝わらないことがあります

地域の会社や店舗では、Googleマップの口コミも重要な判断材料です。Googleは、AI Modeの地域情報に評価、口コミ、営業時間などが表示されることを案内しています。
ただし、Googleマップの口コミと、ホームページに掲載する成功事例は、同じものではありません。
Googleマップの口コミは、利用者が自分の言葉で率直な体験を書くものです。一方、ホームページの成功事例は、本人の許可を得て取材し、課題、取り組み、変化を詳しく整理できます。
両方を整えることで、検索後の評判確認では口コミ、比較検討ではホームページの詳しい事例というように、それぞれの役割を果たします。
なお、口コミを依頼するときに、特典を渡したり、満足した顧客だけに依頼したり、星5や特定の内容を書くよう求めたりすることは、Googleのポリシーで禁止されています。実際の顧客に対して、評価や内容を誘導せず、率直な感想をお願いすることが必要です。
En-So Bloom独自|AI時代に選ばれるホームページ7つの診断基準
AI検索や検索エンジンに「必ず選ばれる」方法はありません。そこでEn-So Bloomでは、ホームページ制作・更新管理・広告運用の実務をもとに、人にもAIにも事業内容と信頼の根拠が伝わりやすい状態を、次の7項目で確認しています。
この7項目は、宮川氏が7項目として提唱したものではありません。宮川氏が述べた「事例・Q&A・お客様の声など、具体的なコンテンツを継続的に増やす」という考え方を参考に、Googleの公開情報とEn-So Bloomの実務経験をもとに独自に整理したものです。
Googleも、有用で信頼できるコンテンツを考える際に、誰が作成したか(Who)・どのように作成したか(How)・なぜ作成したか(Why)を明確にする考え方を示しています。以下は順位やAIでの引用を保証する基準ではなく、訪問者が安心して比較・相談できるホームページへ改善するための実務チェックです。
1|運営者・会社情報が明確である
会社名、代表者、所在地、事業内容、連絡先、運営責任者を確認できる状態にします。会社情報ページを設け、各ページからたどれるようにすることが基本です。Googleも、公式サイトや組織情報を明確にする方法を案内しています。
2|実績・経験が具体的な事実で示されている
「制作しました」「実績多数」だけで終わらせず、依頼前の課題、行った支援、進め方、その後の変化を、確認できる事実や数値とともに示します。制作実績や成功事例は、見込み客が自社との共通点を判断する材料になります。
3|お客様の声が第三者の体験として掲載されている
誰が、どのような悩みを抱え、何を依頼し、どのように感じたのかが分かる声を掲載します。会社名・氏名・写真・URLなどは、本人の許可を得た範囲だけを公開します。詳しい体験が分かるお客様の声・成功事例は、宣伝文句とは異なる信頼材料になります。
4|料金・対応範囲・依頼の流れが分かる
料金または目安、料金に含まれる内容、対応できないこと、対応地域、納期、相談から開始までの流れ、公開後の支援を明記します。サービスページで依頼前の不安を減らすことが、問い合わせのしやすさにつながります。
5|顧客の具体的な質問に答える情報がある
実際に相談前・契約前によく聞かれる質問を、よくある質問として整理します。対象者、選び方、他の方法との違い、注意点まで具体的に答え、検索のためだけに似た質問を大量に作らないことも大切です。
6|作成者・情報源・更新日を確認できる
記事の執筆者・確認者、公開日・更新日、根拠となる公式情報を示します。AIを下書きや整理に利用した場合も、最終的に誰が事実確認し、公開責任を持つのかが分かる状態にします。En-So Bloomの執筆・確認体制は、実績・専門性・対応範囲で公開しています。
7|相談・問い合わせまで迷わない
相談ボタンを見つけやすくし、相談後の流れ、返信の目安、必要な入力項目を明確にします。スマートフォンでも読みやすく、フォームへ無理なく進めるかを確認します。En-So Bloomでは、無料相談ページで依頼内容が決まっていない段階から受け付けています。
7項目は、検索順位やAIでの表示・引用を保証するものではありません。ただし、運営者、専門性、実績、第三者評価、判断材料、更新責任、相談導線を具体的に示すことは、人が安心して依頼先を選ぶための土台になります。
社内で更新できる人がいない場合は、ホームページ修正を依頼できる4つの依頼先と、ホームページ管理費の相場と保守内容もあわせてご確認ください。
まとめ 疑問に答え、根拠を示し、情報を育てる
AI時代に選ばれるホームページの3つの条件は、次のとおりです。
- 顧客の疑問に具体的に答えている
- 成功事例やお客様の声によって、選ばれる根拠を示している
- 正しい情報を更新し、新しい事例やFAQを増やし続けている
この3つの条件を実務で確認できる形にしたものが、上記の「7つの診断基準」です。
AI時代になっても、ホームページの本質は変わりません。
目指すべきなのは、AIに評価されることだけを目的にしたホームページではなく、人が安心して相談できるホームページです。
顧客の疑問に答え、選ばれる根拠を示し、情報を育て続ける。その積み重ねが、結果としてAIにも理解されやすく、人にもAIにも選ばれる可能性を高めていきます。
En-So Bloomでは、そのようなホームページづくりを大切にし、広島県の中小企業・地域企業を対象に、制作から公開後の更新・保守・改善まで一貫して支援しています。
「今のホームページに何が足りないか分からない」「事例やFAQをどう追加すればよいか分からない」という方は、現在のホームページを無料で確認いたします。
参考情報
Google Search Central「生成AI機能向けのウェブサイト最適化」
Google Search Central「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」
Google ビジネス プロフィール「禁止および制限されているコンテンツ」
Nielsen Norman Group「How Long Do Users Stay on Web Pages?」
Nielsen Norman Group「Scrolling and Attention」
Stanford Persuasive Technology Lab「How Do People Evaluate a Web Site's Credibility?」
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“AI時代に選ばれるホームページとは?中小企業が押さえる3つの条件” に対して1件のコメントがあります。